こんにちは。
【一番に思い出され選ばれる人になる!】
「外見力」「察知力」「会話力」
3つの力で選ばれる人を育成する
接客アドバイザー
七條千恵美(しちじょうちえみ)です。
先日、「一流」として有名な
某ホテルのバーに連れていってもらったときのこと。
滅多にくることのない場所なので
しっかり観察してまいりました(笑)
有名なホテルを利用したとしても
ソフト面で心動かされることはあまりないのですが、
ここはさすが「一流」、
ホテルに入った瞬間からまったく違う空気を感じました。
スタッフの身だしなみ、完璧でした。
全体印象は控え目でありながらも
細部にこだわりのある清潔感あふれる身だしなみ。
過剰な笑顔や大袈裟な出迎えはなく、
あくまでも自然でありながら
温かみのある柔らかい表情。
作業音やスタッフ間の会話がほぼ聞こえない静かな空間。
ちょっとだけ面倒くさく絡んでくるお客さまに対しての
さわやか、かつ、手際のいい対応(笑)
これらを全員がきちんとやれることによる相乗効果…
「ああ、やはりすごいなあ」
と思いながら心地よい空間を味わっておりました。
中でも
「その感覚!すごくよくわかる!!」
と共感したことがありました。
わたしのグラスがあいたのでご一緒した方が
「何か頼めば?」と言ってくださり、
「では、さっきと同じものを…」
と通りかかったスタッフさんにお願いしました。
1,2分くらいすると
別の男性スタッフさんが気を利かせて
「何かお飲み物をお作りしましょうか?」
と声をかけてくれました。
「あ、今、頼みました。ありがとうございます」
と答えると
「失礼しました。申し訳ございません…」と。
ここです。
「ああ、わかる!」
と懐かしく思い出したこの感覚。
私の空のグラスに気づいて声をかけてくれたのです。
今の私の立場からすれば
「ありがとう」と思うことではあっても
「謝って!」なんてことは1ミリもないのです。
ですが、
接客する立場にいたころは
ファーストクラスのお客さまのグラスが空だった場合は
すぐには声をかけずに
まずはCA間で
「すでに誰かが注文を受けているかどうか」
「誰かがもう声をかけていて『おかわりはいらない』などの
情報があるかどうか」
ということを確認していました。
つまり、
不要なアプローチを避けることで
お客さまの空間や時間の邪魔をしないという配慮です。
私に声をかけてくれた男性スタッフさんの
「しまった…(>_<)」という表情を見て、
「そうだった、そうだった!」
と当時を懐かしく思い出しながら共感したできごとでした。
とはいえ、
すべての接客シーンにおいてこのようなことができるかといえば
無理なこともあるでしょう。
スタッフの人数と対応するお客さまの人数によっては
不可能に近い職場もあると思います。
ただ、
「このような感覚」
というものは頭の片隅にいれておいても
邪魔にはならないはず。
なんでもかんでも元気よくたくさん声をかけるのが
良い接客だ…というわけではないですからね♪
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