こんばんは。
【一番に思い出され選ばれる人になる!】
「外見力」「察知力」「会話力」
3つの力で選ばれる人を育成する
接客アドバイザー
七條千恵美(しちじょうちえみ)です。
昨日の日曜日のこと。
掃除・洗濯などを終わらせ、
「ちょっとパックでもしながら休憩…♡」
とソファーに横になったちょうどそのとき、
ピンポーーンとインターホンがなりました。
宅配業者でもなく、子どもの友達でもなく、
モニターには知らない若い女性の姿が…
「はい?」と出ると
「(株)○○の△△です。工事のご挨拶にまいりました」
という内容らしき返事がありました。
近隣で工事があると業者さんがこのように挨拶にくることがあったり、
ポストに工事についての案内が入っていることがあるので
「今、手が離せないので(パックですけどもね)、
ポストに案内いれておいてもらえますか?」
と伝えました。
私としては、やっと家事を終わらせ
ようやくホッと一息ついてソファーに横になり
顔にはパックをのせたばかり。
「わざわざ玄関先まで行かずとも済むならそうしてもらいたい」
という気持ちでした。
ところが、モニターに映る女性からは
「わかりました!」
というお返事ではなく、
・工事をするにあたって確認をしてもらうことが必要
・なので玄関先までお願いします
・何度か別の日にも足を運んだ
といった内容のことを言われたのです。
それを聞いたわたしは、
「このあたりの何かの工事で、居住者が確認しなければ進められない工事でもあるのかな?」
と思い、
ああ、もう。めんどうだなあ。
という気持ちをおさえ、
顔からパックをはずして玄関のドアを開け、
彼女の説明を聞きはじめました。
すると、それはどう聞いても
住宅の外壁や屋根のリフォーム工事の営業…
「ねえ、ちょっと待って。…営業??」
と少し怖い口調で確認したわたしに
彼女は、
「いえ、今度、弊社の営業が
このあたりにお住まいの皆さまのお宅にくるので
その前の確認です」
みたいな説明を(笑)
どんなボーダーラインか知りませんが、
こちらにしてみたら全部営業です。
七條、マジで噴火する5秒前です(←ふるっ!)
「『確認が必要です』と言われたから玄関先まできたけれど、
今の話って、こちらが『手が離せない』と言っているのに
わざわざ呼びつけてまでする話?」
「日曜日の午前だし、多くの人がゆっくり休んだりプライベートの用事をしているよ。
こんな方法で呼び出されたら気分悪いと思わない?
『もう2度とくるな!』って言われちゃうよ。
『手が離せない』と言われたら、いったん『わかりました』と
言って帰りなさいよ。会社から
『何が何でも玄関先まで連れて来い』
って言われているのかもしれないけれど…」
とまで伝えると、
さっきまでのマニュアル通りの彼女の顔は消えました。
「まずい人にあたってしまった…(;_;)」
という気持ちと
「でも、ホント、その通り…(;_;)」
という両方の気持ちが入り混じったような表情になり、
目にはうっすらと涙が…(^^;)
あ、泣いちゃう…
と思ったので
「ごめんね、厳しいこと言って。
まあ、アナタも暑い中、飛び込み営業大変だよね。」
と伝えると、堪えていたものが一気に溢れだしたようで
「すみません…」と言いながらポロポロと涙を。
「ちょっと待っててね」といってティッシュを取りにいきました(笑)
私も心からの鬼ではないので
(誰ですか?「じゅうぶん鬼だ」といっているのは?)、
「うちは、リフォーム工事は考えていないけど、
なにかアナタのノルマや手柄になるならば
『説明を聞きました』みたいなものに
名前を書いてもいいよ」と伝えました。
すると、「壁などの状態を確認させてほしい」というので
立ちあわなくていいなら好きにやってください
といって家の中に入りました。
数時間後にポストをのぞくと彼女が残していった
「建物診断チェックシート」らしきものが入っていました。
そして、そのシートの余白には
「泣いてしまって申し訳なかったこと」
「アドバイスを今後に繋げていくこと」
「ご指摘いただいたことは一生忘れません。
ありがとうございました」
との言葉が添えてありました。
建物診断についても、気になった箇所について書かれていて
「うちでなくてもいいですので早めになおすことで
家が長持ちします。ホームセンターでコーキング材を買って
なおす方法もおススメです」
と書いてありました。
おそらく会社の方針とは異なる提案方法でしょうね。
けれど、
わたしはこのメモを見て
「彼女の本来の持ち味」のようなものを感じました。
この方がずっと魅力的。
信頼できる子だなと感じさせるものでした。
厳しい指摘を受けながらも、最後までよくがんばりました♡
…という昨日の出来事でした♪
※泣かせてごめんね…(*’ω’*)
☆本やブログには書いていない鉄の直球メッセージをお届します☆
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