おはようございます。
【一番に思い出され選ばれる人になる!】
「外見力」「察知力」「会話力」
3つの力で選ばれる人を育成する
接客アドバイザー
七條千恵美(しちじょうちえみ)です。
ある洋菓子店でのこと。
その日は数名での打ち合わせがあり、
わたしは差し入れを買っていくことにしました。
目に留まったのは、
個包装されたバームクーヘン。
ショーケース内にある
プレーン10個を箱詰めにしたものは
数もお値段もちょうどいい。
ふと、
カウンター上にある商品も見てみると
ばら売りのバームクーヘン(プレーン)
に加えてチョコレート味も発見!
お値段はどちらも同じ…
なのでわたしは店員の若い女性に
「あの~、
このプレーン10個の箱詰めを
プレーン5個とチョコ5個に
してもらうことはできますか?」
と聞いてみました。
すると彼女は
「申し訳ございません…
そちらの対応はしておりません…」
と答えました。
臨機応変に
詰め変えてくれるお店もあるのになあ
とは思ったものの、
できないものは仕方ない。
「そうですか。
じゃ、プレーン10個でいいです」
と言って
わたしはその箱詰めを買うことに。
彼女が会計と包装をしているあいだ、
また何となくショーケース内を見ていると
色んな商品がありました。
バームクーヘン(プレーン15個&チョコ15個)
という詰め合わせも発見したけれど
30個もいらないな…と思いスルー。
そしてさらに暇で色々見ていると今度は、
プレーン7個&チョコ7個の
詰め合わせを発見・・・
あら。
こんなセットもあったんだ…(゜_゜)
確かにわたしが希望した
5個ずつではないけれど
「5個ずつのセットはご用意できませんが
7個ずつのセットでしたらございます。
いかがでしょうか?(^^)」
とか言って教えてよ(笑)
ちょっとモヤモヤしたわたしは
「7個ずつのセットならあったんですね…」
とちょっと残念そうに彼女に言ってみた。
しかし彼女はなぜだか嬉しそうに
「はい♪
7個ずつでしたらコチラの箱に入れて…」
と説明を開始。
だけどもう包装も終わっているし、
電車の時間も迫っているし…
というか、
一番残念だったのは
「似たような商品があるなら教えてよ~」
という気持ちを
見事にスルーされたことですけどね。
決して
バームクーヘン2種類を
食べ損ねたからではないです。
ええ、決して!
愛想のいい子だったし、
ミスをしたわけでもない。
言ってみれば彼女は
私の質問に対して正解をいっただけです。
ただ、
よく研修や講演でもお伝えすることだけれど
YESかNOの答えなら
機械でもできる。
お客さまの質問に対して
NOと答える状況だったとしても
それに似た商品を勧めてみるとか
別のアイデアを提案するとか
他にもやれることはあるはずです。
そして、そのようなところにこそ
接客の差がでるのです。
せめて、
わたしが「7個ずつならあったのね」と
言ったときにハッと気づいて
「そうでした!
お伝えすればよかったですね…」
という反応ならばまだセーフ。
少なくとも
嬉しそうにするところではありません(笑)
ご参考までに♡
☆本やブログには書いていない鉄の直球メッセージをお届します☆
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