こんにちは。
【一番に思い出され選ばれる人になる!】
「外見力」「察知力」「会話力」
3つの力で選ばれる人を育成する
接客アドバイザー
七條千恵美(しちじょうちえみ)です。
友人が某有名ガイドブックに掲載されているお店へ行ったとき、
こんなことがあったそうです。
友人は2名でその店に行き、まずはビールを注文。
ビールを注文した彼女は、そのあとすぐにお化粧室にいったそうです。
実はこのとき、お店側は離席している彼女に気づき、ビールの提供をいったんストップしていたようなのです。
彼女はそれをのちに知ることになるのですが、
それを知った経緯はこうです↓↓
彼女が化粧室から戻ると、今度は入れ替わりでお連れの女性が化粧室へ…
と、そのとき厨房カウンター内の料理人さんの口からこんな言葉が聞こえてきたそうです。
「あー、だめだ。ビール、も一回とめて。サラダもストップ!」
思わず、「あ、すみません…」と詫びた友人に料理人さんは
「いえいえ。いい状態で飲んでいただきたいですから」と。
ここまでの出来事について、友人はこんな気持ちを聞かせてくれました。
「ビールを出すのを待ってくれたのは『ベストな状態でビールを飲んでもらいたいというステキなお心遣い』です。
ドリンクのオーダー後に立て続けにお化粧室にいった私たちが悪いです。でも、寒くて冷えてしまったんだもの…(T_T)
お店側の心遣いはわかるけれど、『何か』が心の端に引っかかるのです…」
でしょうね。
わたしなんてその場にいませんでしたけど、とても引っ掛かりますもの(笑)
さて、もう少し彼女からの話を続けましょう。
その店は、珍しい食材を出すのがウリで
お任せコースでは次々と珍しい食材が並んだそうです。
そして、彼女たちが
「これはどこの部位ですか?」
と質問すると
「あー。○○です。メニューの裏に説明ありますんで」
とぬかしたそうです。
もとい、そのような説明をされたそうです。
説明がめんどうならそんな食材出すのをウリにするなと言いたいです(笑)
彼女たちもせっかくの気分が台無しになり
「はいはい。メニューの説明読めばいいんですね(-_-)」
と感じたそうです。
食事が終わり、会計の前に彼女が再度化粧室に立つと、
さきほどの料理人さんがこのように言ったそうです。
「ありがとうございましたー!あー、まだか!」
接客をしていれば色々と感じることもあると思います。
用意したものをタイミングよく提供したいという気持ちも痛いほどわかります。
ですけども。
いちいち思ったことを口に出すな!(笑)
しかも、
お客さまが聞いて不快になる言葉ならなおさらです。
謙虚な彼女は「お店の素敵な心遣い」と表現しましたが、
私はこの話を聞いて、
・いい状態で食事をお楽しみいただきたい→お客さま視点の心遣い
ではなく
・自分たちのペースに合わせてほしい→自分たち中心のこだわり
を強く感じました。
さきほども書きましたけど、
「さあ、料理をお出ししよう!」と思って整えたのにお客さまとのタイミングが合わないときってあります。
だからってね、
「あー!止めて止めて!まだダメだ!」
なんてこと言いませんよ(笑)
それを聞いたお客さま、どんな気持ちになりますか?
想像力をもっと大事にしてほしい事例でした~。
☆本やブログには書いていない鉄の直球メッセージをお届します☆
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