こんばんは。
【一番に思い出され選ばれる人になる!】
「外見力」「察知力」「会話力」
3つの力で選ばれる人を育成する
接客アドバイザー
七條千恵美(しちじょうちえみ)です。
先日、
このような質問を受けました。
「ご利用のお客さまの体臭がひどく、
他のお客さまの気分を害しているとき
どのようにご案内すればいいでしょうか?」
これね…。
ありますね…。
私も前職で何度かこのような場面に遭遇しました。
とても難しいケースです( ;∀;)
機内という限られた空間で
多数のお客さまがその空間を共有するわけです。
充分な空席があれば対応は簡単ですが、
そんなときに限って満席であることが多いもの。
・隣の人の足が臭うので靴を履くように言ってほしい
・隣の人の香水の臭いがきつくてたまらない
・隣の人の体臭が強くて我慢できない
などなど。
もし、その臭いが
お客さまの「行動から発生しているもの」なら
迷うことなく直接ご本人に
機内秩序維持への協力依頼をすることができます。
(例えば、お食事中のマニキュアの使用や
座席でのお子さまのおむつ替えなど)
でも、そうではない場合。
お客さまそのものが臭いの元となっている場合、
話は別です。
「お客さま、おみ足がくそうございます。
どうぞ靴をお履きください(*´▽`*)」
と過去に言ったCAがいたとかいないとか
都市伝説かもしれませんが(笑)
わたしはそのようなフレーズを安易に使うことは
避けていました。
お客さまの体臭や口臭に関しては
繊細かつ、慎重さを伴って
対処していく必要があると思うのです。
「お客さまに恥をかかせない」
しかし、
「周囲のお客さまの快適性も維持したい」
双方にかける想いのバランスを見ながら
できることを探していきました。
まず、私が気をつけていたのは、
お客さまからそのような声が出る前に
私自身がその臭いに先に気づくことです。
「あれ?この臭い…。
どこから発生しているのかな?」
と顔は笑顔のままですが、
嗅覚を研ぎ澄ませて探し当てます(笑)
そして、
その周囲にいらっしゃるお客さまの様子を
見に行きます。
臭いなどものともせず爆睡…であれば一安心。
しかし、
顔をしかめていたり
キョロキョロして空席を
探している様子があったなら
「なんとかしてよ~( ;∀;)」のサインです。
空席がご用意できない機内でできることは
限られていましたが、
隣のお客さまに悟られないタイミングで
マスクをお渡しするとか、
(このときも直接的なご案内は避けます。
瞳で「わたし、アナタの気持ちわかってます」と
会話します)
お客さまから
「空席ないんじゃ仕方ないね…(T_T)
でも、辛いからお酒飲んで寝ようかな」
というような声を引き出せれば、
お酒をお持ちするなどしていました。
ここに書いた対応も
すべての場面で正解かどうかはわかりません。
もし、これが機内という空間ではなく
もっと工夫ができる場所ならば
できることは他にありますしね。
先日の研修では
「お客さまとの会話の中で
『汗ばむ季節になると
自分の体臭が気になるんですよね~。
このスプレーのお陰で助かってるんですよ!』
と自分が体臭に悩んでいると見せかけて
そのお客さまにもご自身の体臭について
気づいてもらえるように臭わせます…」
とうまい対応を発表をしてくれた受講生がいました。
なので、
「体臭だけに臭わせる…。ですね?笑」
とわたしも負けずにうまく返しておきました(^O^)/
繊細なことゆえ、
対応に苦慮する「体臭・口臭」。
指摘されにくいことだけに
「自分は大丈夫かな??」
としっかり気をつけたいものですね♪
☆本やブログには書いていない鉄の直球メッセージをお届します☆
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